「メッセージアプリで連絡を取り合えるように」老人会女性部の方々に向けたタブレット勉強会を行いました
1月18日、都農町老人会クラブ連合会女性部 黒木香代子部長からのご要望で、タブレット勉強会を行いました。
写真は女性部 黒木香代子部長、老人会クラブ連合会 小野豊会長。
仲間と一緒に、楽しくデジタルに触れる
会員同士でメッセージアプリを使用して連絡を取り合えるよう、当日は機能説明や操作方法をお話ししました。初めてアプリを使う方には、職員がマンツーマンでサポート。まずはメッセージ画面を毎日「見る」ことからはじめて、慣れていきましょうとお伝えしました。また、できる方は文字入力や画像送信にチャレンジ。送信できると笑顔が見られました。他にも、普段使用しているタブレットやスマートフォンの困りごとを聞いて解決方法をご提案。
和気あいあいとした明るい雰囲気の中、積極的に質問をしたり、参加者同士で教え合う場面も見られました。
勉強会を開催してから1カ月。その後、女性部のみなさんは、メッセージアプリを使っているのでしょうか?
部長の黒木香代子さんにお話を伺いました。
「毎日挨拶やちょっとした出来事の報告を送り合っている」
― 普段の老人クラブのデジタル講習会や、先日の女性部の勉強会はいかがでしたか?
楽しいですよ!いろいろできるようになるのが嬉しくて、いつも楽しく参加しています。ただ、その場でできても、次のときには忘れてしまうこともあるから、繰り返し学んでいきたい。女性部の勉強会も定期的に開いてほしいです。
― 勉強会で作成したメッセージアプリのグループトークは、その後使われていますか?
使っていますよ。毎日誰かしらが挨拶やちょっとした出来事の報告などを送り合っています。
(トーク画面を拝見すると、文字だけでなく、おいしそうなお手製パンの写真や、かわいいスタンプが送リ合われていました。)
― これまで会議の日時などの連絡事項は、どうやって行っていたのですか?
私が会員一人ひとりに電話をかけていました。みんながメッセージアプリを使えるようになれば、(一度メッセージを送ればいいだけなので)ずいぶん楽になりますね。都農町は老人クラブが盛んなので、会員のみんなが使えるようになったら便利ですよね。」
― 今後タブレットやスマートフォンを使ってやってみたいことはありますか?
老人クラブや女性部のみんなでフォトコンテストをやりたいですね。みんなで外に出てそれぞれ写真を撮って、上手く撮れたものをアプリで送り合う。おもしろそう!
すっかりデジタルと友達な香代子さん、ありがとうございました!
住民の声を聞いて、デジタルの楽しさと便利さを広める
当日ご自宅にお邪魔した際、香代子さんが弾く大正琴の趣ある音色が聞こえてきました。お話を聞いた後、インターネット動画アプリで大正琴を例にHow to動画が見られることをお伝えすると、すぐに操作方法を覚えようとする前向きな姿勢が印象的でした。
老人クラブ加入率が高く、それぞれの活動が盛んで、高齢者がとっても元気な都農町。香代子さんは老人クラブだけでなく、様々な活動に参加し、大正琴を教える立場でもあるので、都農町民には「香代子先生」と呼ばれて親しまれています。
お話の中で、「都農の人は(自ら進んで)新しいことはしない。でも、人がやっていることをやろうと言えば、ぱっと集まる」という言葉がありました。今回の女性部のみなさんのように、仲間内で集まって楽しくデジタルに触れ、親しみを持ってもらうことが、デジタルに不慣れな高齢者の方々が「デジタルと友達になる」近道のように感じました。
つの未来まちづくり推進機構は、住民のみなさんがデジタルと友達になって、より便利により楽しく生活できるよう引き続きサポートします。 定期的にd-サロン(都農町内全44地区でのタブレット講習会)やデジタル相談会(ご要望いただいたグループでの相談会)を開いています。また、当財団のあるBUNMEI 1Fでは、常時ITヘルプデスクスペースを設けており、日曜・祝日を除く月曜日から土曜日までの9:00-17:00の間、スタッフが都農町住民のタブレット端末やスマートフォンなどに関する質問、相談に応じています。